土地改良記念碑探訪

金峰の阿多御新田と記念碑

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藩政時代における阿多御新田の開発と維持管理は、頴娃(頴娃町)南方(坊津町及び枕崎市)加世田(加世田市)知覧(知覧町)伊作(旧吹上町)田布施及び阿多(金峰町)の七ヶ郷が力を合わせて行った。

昭和10年に建設された御新田川疎水碑には、用水路開削の事蹟とともに、明治時代に行われた石堰への改修工事のあらましが記され先人を顕彰している。

現在は、阿多御新田土地改良区が維持管理しており、県営ほ場整備事業を昭和45年から52年まで行い、昭和57年からは県営用排水施設整備事業を実施している。

◇参考文献:「鹿児島の土地改良記念碑」より抜粋
◇ 発行:鹿児島県土地改良事業団体連合会
◇発行日:平成元年3月30日

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