長編ドキュメンタリー映画「柴井堰と生きる」上映会及びシンポジウム「川原園井堰のこれからを考える」が開催されました

更新日:2018年03月02日

2月18日(日)、串良町公民館別館大ホールにて、川原園井堰映像記録製作委員会(西村祐人代表)が製作した長編ドキュメンタリー映画「柴井堰と生きる」が上映され、地元を中心に約70名が完成したばかりの映画を鑑賞しました。

この映画は、日本で唯一、柴井堰という伝統技法が残る、串良町川原園井堰の柴架け作業を軸に、串良町の水に関わる歴史や用水路の管理作業、また、今、農家が直面している課題などについて、約5年の歳月をかけて製作されたものです。地元の人にとっては、見慣れた風景や知人が出てくる場面も多く、時には軽妙な言い回しに笑い声をあげながら、熱心に見入る姿が見られました。

上映後は、映画に関連するテーマの講演会と、「川原園井堰のこれからを考える」シンポジウムが開催されました。シンポジウムでは、鹿屋市や地域の代表、井堰を管理している土地改良区の事務局長等、6名のパネリストが意見を述べ、会場からも手が挙がるなど、意見交換が行われました。コーディネーターの中井祐氏(東京大学教授)が、「井堰の有り様は、時代によって変わらざるを得ない状況があることも理解できる。今後については、地元の皆さんで十分に議論を尽くして欲しい。この映画がその、きっかけになることを期待したい」と議論を締めくくりました。

最後に、映画の主役でもあった出水園利明氏(串良町土地改良区理事長)が挨拶し、上映会とシンポジウムを終了しました。

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              上映を待つ来場者           これからを考えるシンポジウム  

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         挨拶を述べる出水園利明さん        実際の作業に使用される材料等の展示

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