水土里ネット鹿児島の取り組み

これまでとこれからと ~明日・農・夢もとめて~

厳しい自然との闘いの中で、農の可能性を耕してきました

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◇県営畑地帯総合整備事業
伊仙中部地区(伊仙町)

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◇県営ほ場整備事業
笠木原地区(大隅町)

鹿児島の農地は、農業に適しているとは言い難いシラス・ボラ・コラなど火山性の特殊土壌を抱えたうえに、台風や干ばつなどの自然災害に見まわれることが多いという、悪条件と戦いながら、長い時間と大変な労力をかけて拓かれた貴重な財産です。

昭和30年代、鹿児島県の農業農村では、食料増産とともに農家の所得と生産性の向上に目が向けられました。この時代、誕生したばかりの水土里ネット鹿児島では、ブルドーザー等の大型機械や最新の技術を駆使しながら、農地造成をはじめ、特殊土壌対策等を通した優良農地の開発や農業用水の確保を進めてきました。

農家や農業関係者の尽力により、昭和40年以降は、様々な農業の可能性を秘めた土地が次々と誕生。水土里ネット鹿児島では会員の育成や連携の強化、各種技術指導とともに、農業の生産基盤・農村の生活基盤の整備にカを注ぎ、県が進める南の食糧供給基地づくりをバックアップしてきました。

水・土・人の美しい調和の中で新しい価値観を創造してきました

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◇県営ふるさと農道緊急整備事業
烏丸中央地区(東郷町)

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◇県営シラス対策事業
須川原(国分市)

21世紀を迎え、情報化・国際化の加速度的な進行、見通しのたたない景気の低迷……、

時代の進みとともに農業農村を取り巻く環境も変化し、農業農村に求められる役割も多様化してきました。国民の生命を養う食料生産はもちろん、自然災害の防止や国土の保全、自然環境や生態系の保存、自然の中にあるゆとりや安らぎの供給、農村に伝わる伝統文化の継承など、21世紀の農業農村は、多様な価値観の創造を期待されています。

たくましい農業、快適で暮らしやすい農村づくりを進めてきた水土里ネット鹿児島では、農業農村整備におけるハード・ソフト両面にわたる総合的な活動を積極的に推進、さらなる可能性にチャレンジしていきます。

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新しい農村社会鹿児島の創造 ~いのち・循環・共生~

大地が「いのち」を育みます

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◇県営畑地帯総合整備事業
伊仙中部地区(伊仙町)

様々な生命を育てる大地。
その大地が母なる力で育んでくれた収穫は、私たち人間のいのちの源です。
人間は自然と折り合いをつけながら、長い時間をかけて風土の特性を生かした農耕スタイルを作ってきました。

何代もの間、営々と守り続けらてきた、ふるさとの健やかな農地と、そこで収穫される安全で豊富な作物。これらはいのちを守る上で何ものにも代え難い、鹿児島のすばらしい財産です。 私たちは、この先人から受け継いてきた財産を大切に守りながらも、ふるさとの大地を、いのちを守るという視点で見つめなおし、その新たな可能性を探っていくことが必要だと考えています。

「循環」が未来の実りをもたらします

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◇県営中山間地域総合整備事業
KAM奄美北部地区(笠利町)

水は天から地へ、地から天へといのちの恵みを与えながら、地球を巡っています。
また、肥沃な大地も、土が様々な生き物を育て、その生き物たちが再び土へ返っていくという生命の循環によって保たれています。

農業は、水・土・生き物などの自然が持つ循環の機能を上手に利用することで、繰り返し作物を生産できるシステムを作ってきました。

今、地球環境に対する関心が世界規模で高まる中、循環の視点に立った生産活動はますます重要になってきています。ふるさとの大地が、これからもずっと豊かな実りを約束してくれるように、私たちは農業用水や有機性資源の循環をさらに進めていきたいと考えています。

「共に生きる」農村社会をつくります

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かつて農村は、自然の偉大なカを前に人々が助け合い、支え合いながら、自然のカを利用し、自然と共に生きることで、独自の文化を築いてきました。

21世紀、未来へ向けても「いのち」と「循環」が保たれる社会を持続していくためには、自然との共生に加えて、農村と都市とがお互いの役割を認め合い、喜びを共有し、共に生きる姿勢を持つことが何よりも大切です。

私たちは、農業生産と自然環境とが調和した地域づくりに取り組むことにより、農業を営む人、農村に住む人々が自信と誇りを持って生活し、都市に向かっても開かれた、魅力ある新しい農村社会を築くお手伝いをしたいと考えています。

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