第60回通常総会を開催

更新日:2018年03月29日

 3月20日、水土里ネット鹿児島の第60回通常総会が鹿児島市のマリンパレスかごしまで開催され、会員159名(うち、書面議決者62名)が出席した。

 総会の開会にあたり、永吉弘行会長が「昨年9月に、農業競争力強化プログラムで示された土地改良制度の見直しを具現化する改正土地改良法が施行され、担い手への農地の集積・集約を加速化するための、農地中間管理機構と連携した基盤整備事業のほか、防災減災対策の強化、事業実施手続きの簡素化など、新たな事業制度が創設された。
 また、農業農村整備事業の政府関連予算についても、平成29年度補正予算と平成30年度当初予算をあわせて、大幅削減前の当初予算を上回るものとなった。このような情勢の変化は、これまで関係機関と一体となり要請し続けてきた『地域の声』が理解され、農業農村整備事業が果たす役割や重要性が再認識されてきていることを実感するものであり、農業農村整備事業の推進力としてご活躍いただいている進藤参議院議員や関係国会議員の皆さま方のご理解とご支援に対し、心より感謝申し上げる。
 平成30年度においても、国・県の施策に沿った支援活動を関係機関と連携を図りながら、より一層、強力に推進してまいりたい。また、本会は昭和33年に設立されてから本年9月に60周年を迎える。これまでのご支援やご協力に改めて感謝申し上げるとともに、これまで培ってきた経験や技術力を活かしながら、会員の皆さま方の利益増進につながる事業活動を積極的に展開し、本県農業農村の持続的な発展に貢献するべく、全力を傾けてまいりたい」と挨拶を述べた。

 続いて行われた表彰では、道免勇・笠野原土地改良区理事長、俵積田秀人・南薩土地改良区前事務局長が県知事賞を受賞したほか、59名がこれまでの功績を称えられ、土地改良功労者表彰などを受賞した。

 また、三反園訓・鹿児島県知事(川野敏彦・県農政部長代読)、柴立鉄彦・県議会議長並びに石井俊道・九州農政局長(堀畑正純・九州農政局次長代読)より祝辞を賜り、全土連会長の祝電も披露された。

 この後議事に入り、議長に選任された宇田隆光・鹿児島市松元土地改良区理事長の進行のもと、提出された7議案について審議が行われ、すべて可決承認された。

 議事の最後には、水土里ネット関係者の総力を結集して鹿児島の農業・農村の持続的な発展を推進していこうと決議案が朗読され、満場の拍手をもって採決された。

第60回 決議

◎提出議案

《第1号議案》平成28年度事業報告並びに一般会計・特別会計収支決算及び財産目録について      《第2号議案》平成29年度一般会計・特別会計収支補正予算の決定について             《第3号議案》平成30年度事業計画の決定について                          《第4号議案》平成30年度会費等の賦課基準並びに徴収方法の決定について                                《第5号議案》平成30年度役員報酬の決定について                                         《第6号議案》平成30年度一般会計・特別会計収支予算の決定について                      《第7号議案》平成30年度一時借入金の最高限度並びに借入方法及び余裕金預入先の決定について         

01 会長挨拶   02 県知事表彰(道免氏)                          挨拶を述べる永吉会長           県知事表彰を受ける道免理事長        

03 県知事表彰(俵積田氏)   04 柴立議長挨拶     県知事表彰を受ける俵積田事務局長            祝辞を述べる柴立県議会議長  

05 石井局長挨拶   06 決議案朗読     祝辞を代読する堀畑九州農政局次長            本会職員による決議案の朗読                  

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長編ドキュメンタリー映画「柴井堰と生きる」上映会及びシンポジウム「川原園井堰のこれからを考える」が開催されました

更新日:2018年03月02日

2月18日(日)、串良町公民館別館大ホールにて、川原園井堰映像記録製作委員会(西村祐人代表)が製作した長編ドキュメンタリー映画「柴井堰と生きる」が上映され、地元を中心に約70名が完成したばかりの映画を鑑賞しました。

この映画は、日本で唯一、柴井堰という伝統技法が残る、串良町川原園井堰の柴架け作業を軸に、串良町の水に関わる歴史や用水路の管理作業、また、今、農家が直面している課題などについて、約5年の歳月をかけて製作されたものです。地元の人にとっては、見慣れた風景や知人が出てくる場面も多く、時には軽妙な言い回しに笑い声をあげながら、熱心に見入る姿が見られました。

上映後は、映画に関連するテーマの講演会と、「川原園井堰のこれからを考える」シンポジウムが開催されました。シンポジウムでは、鹿屋市や地域の代表、井堰を管理している土地改良区の事務局長等、6名のパネリストが意見を述べ、会場からも手が挙がるなど、意見交換が行われました。コーディネーターの中井祐氏(東京大学教授)が、「井堰の有り様は、時代によって変わらざるを得ない状況があることも理解できる。今後については、地元の皆さんで十分に議論を尽くして欲しい。この映画がその、きっかけになることを期待したい」と議論を締めくくりました。

最後に、映画の主役でもあった出水園利明氏(串良町土地改良区理事長)が挨拶し、上映会とシンポジウムを終了しました。

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              上映を待つ来場者           これからを考えるシンポジウム  

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         挨拶を述べる出水園利明さん        実際の作業に使用される材料等の展示

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「農山漁村での暮らしと子育て環境の魅力」をテーマとした動画公募のご案内

更新日:2018年02月09日

農林水産省では、国民の農山漁村に対する関心度の向上を図ることを目的に、「農山漁村での暮らしと子育て環境の魅力」をテーマとした動画の公募を行っています。

応募期間は平成30年1月23日から2月22日までで、プロ、アマ、個人、団体等応募資格は問いません。多くの方のご応募をお待ちしています。

応募に関する詳細は、農林水産省ホームページをご覧ください。

また、農林水産省が作成した告知動画もぜひご覧ください→こちらから

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